〇50代・女性
1カ月半前から睡眠状態が良くないため、漢方薬のご相談に来店されました。
眠くなり布団に入ると目が冴えてきて、寝付くまでに1~2時間程掛かる事が多いようです。またせっかく眠れても、朝までに2~3回目が覚めてしまいます。
特に原因に心当たりは無いようですが、糸練功でお調べすると胸のあたりと上背部に熱がこもっているような反応がありました。
症状の出方や体質的な傾向と糸練功の反応から、血熱血虚の改善を目的に2種類の漢方薬をお出ししました。
養生法として、就寝1時間前にはパソコンやスマートフォンの使用は出来るだけ控えるようにお伝えしました。
寝る直前までスマートフォンを使用していると、脳が興奮したまま眠る事になり、寝付きの悪さの原因になります。またすぐに眠れる場合も、睡眠の質は大きく損なわれる可能性が高いです。
漢方薬を飲み始めて2週間後
まだ寝付きが悪い日もありますが、だいぶ寝易くなったようです。
朝まで目が覚めない日も出てきました。
3週間後
寝付きはほぼ良くなりました。
トイレで夜中に目が覚める時もありますが、朝まで起きずに眠れる日の方が多いようです。
漢方薬の分量を2/3に減らしました。
5週間後
寝付きの悪さや中途覚醒は無くなり、調子を崩す前のように問題無く眠れているようです。
半分の量に減らした漢方薬を2週間分お出しして、調子の良い状態が続くようなら服用を終了としました。
調子を崩してから1カ月半とそこまで時間が経っていない事もあり順調な改善となりました。
この方の漢方薬代金 1日あたり600円(税別)(体質、症状により代金は異なります)