〇70代・女性
この数年間、お尻から太腿、ふくらはぎにかけての痛みと痺れが続いており、病院では仙腸関節のずれによる坐骨神経痛と診断を受けています。
今まで他店の漢方薬の服用を続けたり、ペインクリニックや整骨院、鍼灸院などに通い続けましたが殆ど効果は感じられなかったようです。またロキソニンを服用しても痛みはあまり変わらないようです。
特に起床後の痛みと痺れが強く、夜間にトイレに目が覚めた際は這うようにしないと移動出来ません。
症状の出方や体質的な傾向から血流改善作用のある漢方薬と関節の正常化を目的とした漢方薬の2種類をお出ししました。
漢方薬の服用を始めてもなかなか症状に軽減がみられませんでした。
漢方薬の組み合わせを変えるなど試行錯誤を繰り返しましたが、服用を始めて5カ月経ってもあまり変化が無いままです。
血流改善作用の漢方薬を違うメーカーのものに変えると、ようやく少しずつですが痛みが軽い日が出てきました。
服用開始7カ月後には夜中に目が覚めた際の痛みはだいぶ軽くなり、這ってトイレに行くような事は無くなりました。
日中も楽な日が少し増えてきましたが、やはり調子の波が大きいようです。改善効果を高めるために身体を元気にする作用のある健康食品を追加でお出ししました。
服用開始8カ月後
全体的に楽な日の割合がだいぶ増えてきました。漢方薬を飲み始める前に比べると痛みや痺れは半分以下のようです。
夜間のトイレも問題無く普通に行けるようです。
服用開始10カ月後
前回から痛みは少しずつですが確実に減ってきました。
痛みや痺れは2割程度に減り、殆ど痛みが気にならない日も出てきました。
症状が完全に無くなるまでお付き合い頂ければ良かったのですが、来月から他県の子供さん夫婦のところに引っ越す事になったようです。
そのため引っ越し先の漢方勉強会仲間のお店を紹介して、ここでの漢方薬は終了となりました。
長く続く症状という事や80歳近いご年齢という事、またベストと思われる漢方薬を見つけるまでに時間が掛かったため症状に変化が出るまでに5カ月以上掛かってしまいましたが、漢方薬の服用を続けて頂いた事で何とか痛みや痺れに軽減がみられました。