〇20代・男性
5年前に風邪を拗らせてから、1カ月に1回ぐらいの頻度で風邪症状があり、常に喉の乾燥感、不快感が続いているためご相談に来店されました。
来月から新社会人になるため、頻繁に調子を崩すわけにもいかず、体調を整えたいとの事です。
風邪をひくと喉が腫れ、黄色い痰や鼻水が出る事が多いようです。
症状の出方や糸練功の反応から、体質改善作用があり上半身の慢性的な炎症症状に効果のある漢方薬と潤す作用のある漢方薬をお出ししました。
食事では辛い物、刺激物などは控えるようにお伝えしました。
漢方薬の服用を始めて1カ月後
大きな変化は感じないようですが、喉の乾燥感は少し和らいできたようです。
3か月後
喉の不快感が気にならない時間が増えてきて、それに伴い咳払いも減ってきたようです。
6カ月後
風邪症状の後でしばらく調子を崩す事もありましたが、全体的にはだいぶ落ち着いてきました。
以前に比べるとあまり風邪もひいていないようです。
9か月後
漢方薬を飲み始める前よりはだいぶ良いようですが、時々調子が悪くなる時があり、なかなかすっきりとはいかないようです。
途中で一度漢方薬を変えてみましたが、かえって調子が悪くなり慌てて元に戻した事もありました。
11か月後
心身の緊張を緩める漢方薬を追加してから、だいぶ調子は安定するようになりましたが、まだ小さな波はあるようです。
4日前に冬の寒い日に外で仕事をする事があり、それからまた少し調子が悪いようです。
ここで下腹部に少陰病位の冷えの反応がある事に気付きました。
心身の緊張を緩める漢方薬と潤す作用の漢方薬を中止して、温める作用のある漢方薬をお出ししました。また冷たい飲み物は控えて、普段から温かいものを飲むように伝えました。
その後の3カ月間は調子が悪くなる事は一度も無く、安定した状態が続きました。
それに合わせて漢方薬の分量も段階的に減らして、最終的に通常の1/3の分量でも良い状態が続いたため服用期間14カ月で終了する事が出来ました。
この方の漢方薬代金 1日あたり600円(税別)(症状、体質により代金は異なります)